PBOCのフィクシング、元の上昇ペースに不快感を示す
PBOCは、元が3年半ぶりの高値を付けた後、6カ月で最大の弱含み乖離を伴うフィクシングを設定し、上昇ペースへの懸念を示した。
日本のインフレ率が予想を下回り円は下落。一方、豪ドルはブロックRBA総裁のタカ派発言で上昇。
アジア時間の取引では円が本セッションの下落率トップとなる一方、豪ドルは上昇率トップとなり、その動きは小幅ながらも明確なものとなった。円は、8月の日本のインフレ率が総じて予想を下回ったことを受けて下落した。一方、豪ドルは、議会委員会でのブロック総裁の発言を受けて支援された。USD/JPYは、市場が本日の日銀の見通しにおけるタカ派的なスタンスの可能性を引き下げて織り込む中で上昇した。ただし、広く予想される利上げは依然として織り込まれている。一方、AUD/USDは、ブロック総裁が8月に指摘した上振れインフレリスクが現実のものとなりつつあるとの認識が、9月28日〜29日の会合でのRBAの追加利上げを事実上確実にするとの見方から、上昇の勢いを増した。どちらの動きも劇的ではないが、対照的なトレンドは、それぞれの中央銀行が今後の会合を前にした直近のコミュニケーションを市場がどう織り込んでいるかを明確に示している。
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本朝の円と豪ドルは異なる方向に動いている。低調な日本のインフレにより、日銀のタカ派見通しに懐疑的になる一方、ブロック総裁のインフレ発言で、9月のRBA利上げはほぼ確実との見方が強まっている。
主なポイント:
アジアのセッションは慌ただしく、円はアンダーパフォーム、豪ドルはアウトパフォームしたものの、どちらの通貨も急激な変動は見られなかった。セッション開始から数分後に発表された8月の日本の全国消費者物価指数は、市場が注目するすべての指標で予想を下回った。総合CPIは前年比1.9%上昇で、予想の2.0%を下回り、7月から横ばいだった。生鮮食品を除くコア指数は1.7%で、予想の1.8%を下回り、7月の1.8%から低下した。生鮮食品とエネルギーを除き、日銀が基調的なインフレ動向を示す指標として重視するコアコア指数は1.7%となり、予想の2.0%を大幅に下回り、7月の1.8%から低下した。
日銀は本日遅くに政策金利を引き上げるとの見方が依然として広くあるが、インフレ指標の鈍さは、中央銀行が市場の想定よりもタカ派的なスタンスを強めない可能性を示す兆候と受け止められている。このことが、利上げがほぼ織り込まれた状態が続いているにもかかわらず、セッションを通じて円を押し下げる要因となった。
豪ドルは、下院経済常任委員会での証言でミシェル・ブロックRBA総裁が述べた発言を受けて、逆の方向に動いた。ブロック総裁は委員会に対し、RBAの8月の金融政策声明で示された上振れインフレリスクが現実のものとなりつつあり、中東紛争、AIブーム、異常気象がエネルギー、農産物、テクノロジー関連価格の上昇圧力の要因と述べた。この発言は、RBAが9月28日〜29日の理事会で政策金利を引き上げる強いシグナルと受け止められ、アジア時間のセッションを通じて豪ドルを押し上げた。
この2つの動きは、中央銀行のコミュニケーションが本日のアジア市場における短期的なポジショニングをどう形成しているかを示す、明確でありながらも小幅な例となっている。トレーダーは、日本のデータを日銀の見通しに対してややハト派的と見ており、利上げが依然として予想されているにもかかわらず、ブロック総裁の発言は、正式な決定が下される前であってもRBAに対してややタカ派的と見られている。両通貨ペアは今後も最近のレンジの範囲内で推移しているが、それぞれの動きの方向性は各中央銀行のスタンスと正確に一致している。
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